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家庭では穏やかに暮らしていた。
だが、夫婦の営みは久しく途絶え、妻の瞳に欲望の色はもう宿らない。
その反比例のように、私の内にはなお渇きがあった。
制御できない衝動は、年齢を重ねるごとに濃くなり、役職が上がるにつれて背負わされた仕事の重圧と絡み合い、さらに飢えを強めていった。
職場では上役から厳しい言葉を浴びせられ続ける。
かつて「エース」と呼ばれ、ギラつくように成果をあげていた栄光の影は、今や遠い。
自己肯定感はひたすら削られ、擦り減る一方だった。
そんな私を辛うじて支えていたのは、夜ごとに通うデリヘルだった。
選ぶのは決まって、二十歳前後の出稼ぎでやって来た嬢たち。
爆乳でいて、線の細い身体。
私はリピートを嫌い、毎度新しい相手を求めた。
楽しみはただ一つ、禁断の交渉に持ち込めるかどうか。
嬢たちの前に晒す自分の肉体――昂ぶり切ったそれを見て、誰もが驚愕の声を漏らした。
「大きい」「太い」「こんなの初めて」。その瞬間だけ、失われた自信が蘇る。
私はその言葉を浴びながら、ようやく生を実感した。
さらに、NNの取り引きもまた一種の勝負だった。
嬢が提示する額を、巧みに値切り、私の望む条件で成立させる。
わずかな金額の差に過ぎなくとも、それが勝利の証となり、己の存在を確かめる手段となった。
仕事では削られ、家庭では満たされず、ただこの場所でだけ、私は「生きている」と思えたのだった。
いつものようにホテルの一室で待っていたとき、インターホンが鳴った。
扉を開けた瞬間、私は言葉を失った。
これが、ルナとの出会いだった。
ルナは二十歳。華奢で白磁のような肌を持ち、モデルを思わせる均整の取れた肢体に、豊満さを隠しきれないGカップの胸。可憐というより、凛とした美しさを纏っていた。
百人を超える女たちを見てきた私でさえ、初めて胸を撃ち抜かれるような衝撃だった。
「正直に言うよ。君は、今までで一番だ」
聞けばありきたり過ぎる言葉。思わず出た本心だった。
私の言葉に、ルナはわずかに笑みを浮かべた。
その笑顔には慣れと余裕が混じっていたが、不思議と距離は感じなかった。
むしろ、初対面とは思えないほど自然に会話が弾み、まるで旧知の恋人のようだった。
オプションの電マとコスプレを付けていたので、ルナが楽しそうに
「どのコスチュームがいいか一緒に選ぼ?」
とフェチや好みを打ち明け合った。
下半身が見えてしまうくらい短いスカートタイプの黒のボンテージを二人で選んだ。
着替えたルナは慣れたように
「NS、NN、何でイきたい?いつも何でイくの?」
と尋ねてきた。それぞれの金額も提示して。
私は当然いつものNNのつもりだが、白々しく尋ねた。
「他の人は何が多いの?」
「うーん、NSかな?」
少し迷ったフリをして、
「こんなにタイプな女性は初めてだから正直にいうとNNしたい」
と伝えた。ここが毎回試される場所だ。
「でももう少しダメかな?」
とルナの提示額より安い金額を伝えた。
ルナは迷わず、
「いいよ!特別ね!」
と笑顔で答えてくれた。
すぐにシャワーを済ませってベッドに入ると、ルナは自ら電マを取り出し、
「オプション付けてくれたからとっておきの見せてあげる」
と、二人がこのあと繋がる場所に当ててオナニーを始めた。
自分で声をあげて感じながら私に見せつけてくる。
自分より一回りも若い女の子が自ら乱れている姿に驚きと興奮を覚えながらまじまじと見ていた。
すると今度は、
「次は気持ち良くしてあげるから交代ね!」
と、ベッドに仰向けになった私に体を重ねて、手と口で私の乳首を攻めてくれた。
私の弱点を重点的に攻めてくれた。
ギンギンになったソレに手をかけ丁寧にフェラしてくれた。
すると、ルナは私のを持ったまま跨ろうとし、
「すごい大っきい。もう我慢できないからしよっ」
と私の許可を待たずに自ら深く腰を落としてきた。
2度目の衝撃だった。ルナと繋がった場所は私好みの狭くてキツイ上に、先ほどのオナニーで暖かいを通り越して熱い。
一番奥深くまで到達したときには私も思わず声を上げてしまった。
そこから我を忘れたかのように、ただ目の前のタイプの女と溶け合うかのように体位を変えながら快楽に集中した。
騎乗位、座位、正常位、バック、再び対面座位。コスプレを存分に堪能し終えた私は、ルナのボンテージを脱がせて再び体を重ねた。
そのとき私は悟った。これまでの“遊び”とは異なる、別種の感覚に触れようとしていることを。
ルナの所作は流れるように艶やかで、それでいてどこか幼さの残る純粋さを帯びていた。
目の前で乱れる彼女を見つめながら、私はただ圧倒され、若さの熱に包まれた。
やがて、彼女の吐息と私の呼吸は絡まり合い、理性の境界が崩れていく。
「キス、してもいい?」
問うた私に、ルナは待っていたかのように唇を重ね、舌を絡めてきた。
その瞬間、私は確信した。
彼女もまた、私を求めている。
それは錯覚だったのかもしれない。だが、錯覚でもよかった。
その夜、私は初めて“欲望”ではなく“存在”そのものを肯定された気がした。
再び重なり合いながら、私は疲れを覚えていた。
だが、その気配を敏感に察したのか、ルナはふと私の胸に顔を寄せ、柔らかく乳首を弄んだ。まるで私の弱点を知り尽くしているかのようだった。
身体は再び昂ぶり、抑えがたい衝動が込み上げる。
最後の瞬間を悟った私は、耳元に囁いた。
「――中に出して、って言って」
従順な声で、ルナは何度も言葉を繰り返した。
「中に出して」
「いいよ、いっぱい出して」
その響きに背徳と独占欲がないまぜになりながら、何度もその言葉を聞きたいがために焦らしてルナの言葉を自分に刻み込むと、ルナの一番奥深くまで押し当て本能のまま全てを注ぎ込んで溶け落ちた。
しばし、二人の間には言葉がなかった。
だが沈黙は、むしろ心地よい温度を帯びていた。やがてルナが小さく呟いた。
「恋人や奥さんには、お願いできないことってあるでしょう? だから、私が代わりにしてあげたの」
その一言に、胸の奥が揺れた。
欲望と共に、愛おしさにも似た感情が芽生えていた。
別れ際、ルナは不意にスマホを差し出してきた。
「お店のサイトに載せる写真を撮ってほしいの」
私は黒のコスチュームに身を包んだ彼女をシャッターに収めた。
仕事に貪欲でありながら、性に対してもどこか無邪気に、そして大胆にオープンである。
そんな姿に強烈な印象を受けながら、ホテルの部屋を後にした。
エレベーターの中、まだ頭の中では先ほどの光景が再生され続けていた。
ふと、背後から声が届く。
「ねぇ、LINE交換しない?」
これまで数多の嬢と関わってきたが、嬢の側から持ちかけられたことは一度もなかった。
私はためらうことなく頷き、画面に彼女の名前を残した。
LINEで繋がった私たちは、これで終わりではなかった。
つづく。
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続編を期待してます。
続きが楽しみです(^.^)
コメントありがとうございます。
この話は現在進行形でして、書いた時点ではプライベートで次に会う約束をしていました。
その後の展開は、ふたりでまた会ったあとに続編として書きたいと思っています。
引き続き見守っていただけると嬉しいです。
ルナさんですか?
20才との事ですが、何処の国の出身ですか?
教えて下さい。
逝ってみなくちゃわからない
ルナは日本人です。
イイですね!
私も既婚レス41歳ですが、
まだまだお互いこれからです。
応援してます!